スピリチュアル手術

7月23日、Dr.ハンセンと彼のスピリチュアルチームによる遠隔手術を受けた。

手術を受ける準備と注意点は手術1週間前、手術当日については治療のための注意*1と全く同じで、手術時間中の注意もベッドに入る時間が20:30〜21:30となるだけであとは一緒だ。手術の場合は、手術後の注意点が以下のように付け加えられている。

   手術後の休息
重要:
A)3日間絶対安静にしなさい。
B)続く4日間も比較的安静にしなさい。大きな動きや力を使うことなしに起きたり歩いたりすること。
C)手術の抜糸を( 30 / 07 / 2007 )に行います。手術の日と同じ手順に従って下さい。


   手術後の食事制限
手術後9日目から食事は自由になります。
手術後の食事:
食べてはいけないもの:
肉、豚肉の脂身、玉ねぎ、にんにく、コショウ。
酸性の果物:りんご、オレンジ、パイナップル、ぶどう、レモン等。
飲んではいけないもの:清涼飲料水(炭酸飲料)、脂肪入りの牛乳、アルコール飲料
禁煙。


食べてよいもの:
大豆やとうもろこしからの油、米、皮なしの豆、調理された卵、よく調理された野菜、抽出物と生の野菜なしのスパゲティ。
肉類:魚と鶏肉(皮なし)、脂身なしの牛肉。


その他:冷たいシャワーは浴びないこと。冷たい飲み物は飲まないこと。痛みを感じた場合は、常用している痛み止めを飲んでもかまいません。


20:15、全ての準備が完了してしまった。しばらく考えて、部屋の鍵は開けておくことにした。手術を受けたからってベッドから起き上がれなくなることはないだろうけど、万が一のことを考えてそうしておいた。少しナーバスになっていたんだと思う。

特にやることもなくなってしまったので少し早いけどベッドに入り、指先のオーラを少し眺めて瞑想をした。体中の感覚を鋭敏にするヴィパッサナー式の瞑想をしたが、緊張のためかあまりうまくいかなかった。

時計をみたら20:27になろうとしていた。「もう少しか」と思い、そのままじっとしているとロビーで電話が鳴る音が聞こえた。


しばらくして体の血液が一瞬波打ち、軽い何かが体にのしかかるような感覚を感じた。「きた」と、今度ははっきりとそう感じた。

前回の治療の時のように体がぞわぞわする感覚はなかったが、しばらくすると体が温かくなってきた。それは外側から温められている感じではなく、内側からポカポカと温かくなる感じだった。下半身はパンツ1枚、上はシャツ1枚で、薄いシーツをかけただけではその日は少し肌寒く、足が冷たくなってきていたんだけど、だんだんと足の先まで体が温かくなっていくのがわかった。

体がだんだん温まり、手術中に特に痛みを感じるわけではなさそうだということがわかると緊張もだいぶほぐれ、体全体が完全に温まるころには完全にリラックスすることができた。一度リラックスしてしまうとそれはとても心地よく、まるで自分が何かの光に包まれているように感じた。そしてそれは手術の間中続いた。

途中腰の少し左寄りに少し痛みを感じた。そしてその痛みはゆっくりと腰の中心に移り、右側に移っていった。その他、体の前面の足の付け根と、おへその辺りにも少し痛みを感じた。

手術中とても心地がよかったけど、眠気は全く感じなかった。途中で何か見えないかなと思い、目を開けて部屋を眺めてみたけど何も見えなかった。


どのくらい時間が経っただろうか。またロビーで電話が鳴る音が聞こえた。「もう終わったかな?」と思ったけどしばらくじっとしてて、それから時計を見たら21:38になっていた。(え、あの電話はDr.ハンセンからの帰れコール?)

それからしばらくはベッドでぼーっとして、ベッドから起き上がりトイレに行った。特に難なく起き上がることができた。

それから電気を消して毛布をかけて寝る準備をしたが、全然眠くなかった。

22:30になったので少し水を飲んだ。

それからしばらくすると腰が痛くなってきた。それは普段感じることがある腰痛の痛みとは異なり、手術中にすこし痛みを感じた場所と同じ場所だった。スピリチュアルな麻酔が切れてしまったのだろうか。それでやはり腰を手術していたんだなと思った。なんだか魔法が解けてしまったような気がした。

その痛みのため24時すぎまで寝付けなかったけど、25時前には寝付くことができた。


次の日から3日間は絶対安静にしてろということで、部屋から一歩もでなかった(出てはだめだといわれた)。ここに住み込みで働いているアベウが毎日部屋に食事を運んでくれた。3日目あたりには痛みはほとんどなくなっていた。


次の金曜日(手術から4日目)にDr.ハンセンの診察を受けた。「僕の体のどこを手術したのですか?」と聞くと、予想に反して「体の内側だ」という答えが返ってきた。そして「僕の問題は全て治りますか?」と聞くと、「まだ時間がかかる」と言われた。そして薬を処方してくれた。


次の日の月曜日までは比較的安静にしてなくてはならないとのことで、泊まっている建物から出なかった(出てはだめだと言われた)。


そして7月30日、手術からちょうど1週間後に抜糸のための手術を受けた。「抜糸」とはどういうことだろう? おそらく見えない身体を見えない糸で縫ったのでそれを取り除くということだろう。抜糸の手術の時も体が温まるのを感じたけど、最初の手術の時よりは温まるスピードが遅く、パワーも弱かった気がした。