旅の終わりは突然に

大学の友達で、僕のちょうど1年後ぐらいに世界一周に旅立った女の子がいる。とても文章がうまいこで、彼女の日記を読むと自分が行ったことがある場所のはずなのに、なんだかとてもうらやましくなり、またそこに行きたくなったり、いや彼女だからそういう旅をできたのであって、僕には同じようには感じられないだろうなー、現に素通りだったし、とか思ったり、「いい旅してんなー」と思いつつ日記を楽しみに読んでいた。


ここ2ヶ月ぐらい日記の更新がなかったから元気にしてるのかなーと思っていたら、表題のタイトルの日記がエントリーされた。


驚いた。自然に顔に笑みがこみ上げてきた。日記を読み返していたら涙がでてきた。なんでこんなにうれしいんだろう。これはもう全文引用してしまうことにする。


旅の終わりは突然に
http://d.hatena.ne.jp/bageshwari03/20071029#1193627869

(何もする気になれなかった、空白の2ヶ月間を埋めるために、あることについて触れないと書けなくなりました。実は。。。旅が終わりそうなのです。)


 世界一周をするために、日本を飛び出して1年ちょっと。最初のアメリカ大陸で、旅の終わりは突然やってきた。それは、思いがけない終わりだった。



 子どもができた。



 自分が母親になるという、純粋なよろこび。最初の大陸で旅が終わってしまう無念さ。将来への不安に気持ちは嵐の中の小舟のように揺れた。これからのことを色々と考えなきゃいけないのに、毎日赤子のように眠くて、物事を全く深く考えられない。女の人の体は余計なことをごちゃごちゃ考えなくてもいいようにうまくできているのかもしれない。


 22歳のとき、ヴェトナムで2まわりも年上のカナダ人女性と何日か過ごした。彼女は過去と未来が見える人で、ある雨の日に、「あなたにとって、これから5年の間に物事は180°変わる。」と言った。それから4年後、仕事を辞めて旅に出た。彼女の言っていた、「180°変わる」ということはこのことだったのか、と思った。


 旅に出て2ヶ月して、エクアドルでHという人に会った。いつのまにか恋に落ちた。27歳になった。そして、南米に春の兆しが見え始めた頃、お腹には子どもがいた。。。


 1人で出発したのが、2人になり、3人になった。彼女は5年前にすでに知っていたのだろうか?無邪気に「私もいつか結婚できる?子どもは産める?」と彼女に尋ねたころがなつかしい。


おめでとう!!!