Dr.ハンセンに処方された薬

medicine, Brazil


Dr.ハンセンが処方してくれた薬はいったいどういうものだろう? 実はあまりよくわからないまま飲んでいる。

診察の時にもらった処方箋を僕は言われた通りに Homeopatia(ホメオパチーア)という看板を掲げている薬屋に持って行き、そこで薬を買った。これは僕だけでなく、Dr.ハンセンに処方箋をもらった患者は全てこの Homeopatia の薬を扱っている薬屋で薬を買う。(薬屋自体は別にどこのでもよい。)

この Homeopatia とは何だろう? どうも普通の薬(西洋医学のお医者さんが処方する薬という意)と違う気がする。もらった薬は無色透明の液体で、アルコールの匂いがする。

まあおいおい調べていけばいいかと思っていたんだけど、先日「光の手」を読んでいたらホメオパシー(同種療法。同毒療法、類似療法とも)についての記述があった。おそらく Homeopatia とはこのホメオパシー(homeopathy)のことだと思う。

巻末の用語解説より、

同種療法(ホメオパシー)と逆症療法(アロパシー)
 ホリスティック医療の分野で「逆転症法」と言う場合は、主に通常の西洋医学の薬剤療法を指し、特定の症状に対して、それを抑えるためだけの薬剤を投与する治療法である。このとき、患者の免疫機能や身体全体に及ぼす影響(副作用)などは考慮されない。これに対して「同種療法」は、特定の症状に対して、その症状と同じ状況を引き起こす成分を微量投与する療法で、これにより身体の免疫能力を刺激して増強させ、自然に症状を克服させるように導く治療法である。同種療法は、19世紀にイギリスで開発され、現在でもイギリスやフランスを中心にヨーロッパやインドに広がり、正規の医療の一部としてみなされている。だが、アメリカでは20世紀後半頃から異端視され始め、現在は法的には正規の医療とはみなされていない。ただし、ホリスティック医療関係者の間では根強い支持者が多い。また、少数だが、通常の医療と併用している医者もいる。


なるほど。この「その症状と同じ状況を引き起こす成分を微量投与して身体の免疫能力を増強させる」というところが、病気の菌を微量身体に接種して抗体を作る予防接種を連想させる。

「ヨーロッパでは正規の医療の一部とみなされているが、アメリカではそうではない」とあるが、日本ではどうなんだろう? 今度風邪をひいた時にでも試してみたいな。

このホメオパシーはバーバラ・アン・ブレナンも一押ししている。


光の手―自己変革への旅〈下〉