兎の眼

兎の眼 (角川文庫)

兎の眼 (角川文庫)

小谷先生がみな子をあずかる決心をしたのは、バクじいさんのあのすさまじい話をきいてからだ。西大寺善財童子の美しさ、バクじいさんのやさしさを、小谷先生は自分にもほしいと思った。それを生きることの目的にしてもいいと思った。

美しくやさしい人間になることを生きる目的にするのって、なんかいいな。