藤代冥砂の旅、その後

ライド・ライド・ライド

ライド・ライド・ライド

『ライド、ライド、ライド
 バスに乗り、列車に乗り、船に乗り、
 時には女に乗って、行く。
 夜を抜け、青空を抜け、国境を越え、
 大陸を、大洋を、進んで行く。
 遠く、遠く、安石鹸とコンドームのゴムの匂いのする
 夜を跨いで行く。』
旅に出て恋をしてみたくなる本です。


もう、家に帰ろう

もう、家に帰ろう

『私は毎日君へと帰っていこう
 猫のように家へと帰るのではなく、君へと帰ろう』
藤代冥砂が妻の田辺あゆみを撮った本。
帯でミスチルの桜井さんが「カメラマンと被写体との物語は僕と僕の妻との物語でもあり、つまりこの写真集を見た人とその最も愛する人との物語がここに写っている。少し照れくさかった」とコメントしていますが、全くその通り。少し照れくさくなります。
そして、旅に出ることをためらってしまいます。