ひとりっ子

台湾出身のバックパッカーに会うことは今まで何度かあったが、中国の大陸出身の個人旅行者にあうことは今まで全くなかった。メジャーな観光地でツアー旅行に参加している中国人は見たことがある。

そもそも中国では個人旅行は禁止されていると思っていたが、デリーで中国の北京近く出身の個人旅行者に会った。20歳ぐらいの女の子。ネパールを抜けてインドまでやってきて、また同じ道を陸路で帰るそうだ。

色々話をしているうちに「兄弟はいるの?」と聞かれたので「兄が1人いる」と答え「あなたは?」と聞き返すと「いない。ひとり」という答えが返ってきた。


あっ、


ひとりっ子政策。このどことなくナンセンスな響きを持ったこの政策、どこか遠い国の話だと思っていたけど本当にやっていたんだ。

僕らの父親の世代ではひとりっ子なんてほとんどいなかっただろうけど、僕らの世代ではもちろん数は少ないがそれ程めずらしいものではなくなる。そして、彼らひとりっ子はどこかちょっと変わっていて、人と違った才能をもっている人が多いように思う。

そう考えるとこれからの中国、ひとりっ子ばかりが国を作っていく時代がくるのかと思うとなんだか末恐ろしい気がした。


ここからは内輪ネタになるが、才能を持ったひとりっ子の身近な例としては、友達のハンガリー在住のピアニストがひとりっ子だ。彼なんか瞑想おすすめだと思うんだけどな。


見てるかな? 元気してますか?
ゲキチ氏のような悟りを得るために瞑想を取り入れてみるのはどうでしょうか。ヨーロッパにもヴィパッサナーの瞑想センターがあるみたいだし。