エチオピア日記 Life goes on in Ethiopia (5)

シャワーはないが水浴び用の水は用意できるというのを確認したうえで宿を決め金を払ったのに水はないという。話が違うじゃないか、金返せともめていると、シャワーが浴びられる場所があると一人の少年のあとをついていかされた。

少年はどんどん人里離れた方向に歩いて行き、歩くこと約15分。着いたのは単なる川。途中から薄々感ずいてはいたがやっぱりそうだったのか。女子が水浴びしているすぐそばを「キャーッ、キャー」と言われながら通り過ぎ、男子用と思われる一画へ。覚悟を決めて服を脱いだ。とりあえずパンツ一枚でひざまで水につかり、モロッコのハマムスタイルでパンツをはいたまま水浴びするか、それとも全裸になるか決めかねたまま、パンツを濡らさぬように頭を洗ったけど、結局パンツを脱いで全裸で水浴び。

帰り道、さっき水浴びしていた女子の一団が水を運んでいたから少し持ってあげたら別れ際「サンキュー・ベリー・マッチ」と言われた。