エチオピア日記 Life goes on in Ethiopia (4)

バスでカイアファールへ。途中「バーン」とすごい音をたててタイヤがパンクした。バスを降りて見てみると、右後輪のタイヤがゴムの焦げ臭い臭いともに煙を発している。これもいつものことなのか、乗員・乗客ともたいして驚いた様子はない。乗員がややまごつきながらもタイヤを換え、再びバスは何事もなかったかのように走り出した。

「インド人もびっくり」という言葉がある。インド人はたいていのことには驚かないので、インド人がびっくりする程のことはよっぽどのことだという意味で使われるのだが、インドを数週間旅行したことのある人なら、インド人がちょっとやそっとのことでは驚かないというのも納得できるだろう。インドでは毎日がハプニングの連続で、こんな中で暮らしてたらそりゃあちょっとやそっとのことでは驚かなくなるわけだ、と思えるのである。

エチオピアに来て4日目。この言葉を「エチオピア人もびっくり」と置き換えても成り立つのではないか、という気がしてきた。