10 corso como

イタリアついでにミラノでの話し。すっかりミラネーゼになっていた恭子ちんに連れられ、表題の名前のセレクトショップに行った。ヴォーグの編集長が経営するという(で、よかったっけ?)そのセレクトショップは、ファッションの最先端の街といわれているミラノの、お洒落っ子が集まる通りにある。(というか、その店ができたためにお洒落な店や人がその通りに集るようになったという。)

そのセレクトショップコム・デ・ギャルソンの服が置いてあったのを見た時はうれしかった。何故だかとってもうれしかった。

今まで、どこの国に行っても日本製のカメラがガラスケースに入れられて売られているのを見たし、10年落ちの日本では10万円でも誰も買わなそうな車が、はるばる南米に送られ5000ドル(約60万円)で売られているのを見たり、どこのメーカーだかわからないトラックの荷台に手書きで”TOYOTA”と書いてあるのを見たりしたが、それよりも、ファッションの最先端の街で、日本人がデザインした服が評価を受けているという事実をまのあたりにしたこの時の方がうれしかった。

今度ヨーロッパに行く時は、何か一着コム・デ・ギャルソンの服を身に付けていこうと思う。