Mountain Biking on the 'World's Most Dangerous Road'

ラパス(La Paz)〜コロイコ(Coroico)間の年間200人もの人がバス等の転落によって命を落とすという”世界一危険な道”をマウンテンバイクで走破するというツアーに参加した。

バイク、ヘルメット、グローブ、ウェア上下のレンタル、朝食、休憩時のスナック、ゴール地点でのシャワー、ブッフェ形式の昼食、ガイド、ホテルまでの送迎、記念Tシャツ、ツアー中にガイドが撮ったデジカメ画像を焼いたCDがついて$35。Tシャツ要らないから$30にしてよ、と思いつつ、何軒かツアー会社を回った結果、最終的には一番Tシャツがかっこよかった所に決めた。(表が2色、裏が4色刷り。金が掛かってる。根拠はないけどTシャツがしっかりしている所の方が信頼できそうな気がした。)
T-shirt front, Bolivia T-shirt back, Bolivia

全工程45km(約5時間)のうち登りは8km(約20分)のみ、標高4700mから1200mまで、ダウンヒルを楽しむツアーだと聞いていてなめてかかってたけど、これが意外にしんどかった。前半はアスファルトで舗装された道路を快適にとばす、自転車に乗るのなんて何ヶ月ぶりだ? もしかしたら一年以上かも、なんて考えながら、最初はゆっくりと、そのうちだんだん慣れてバイクが体の一部のように思えてくるのが心地よい。途中登りの8kmも何とかクリアして、後半は未舗装の砂利道、断崖絶壁が続く道をひたすら下る。確かにバスが落っこちても不思議じゃない道だ。スピードを出し過ぎてカーブを曲がり切れずに崖から転落なんてのはシャレにならんと思いながら、ひたすらブレーキを握りしめながら下る。これが意外にしんどい。手の握力が失われていく。途中、川が道まで氾濫している所を横切ったりしながら何とかゴール。

ゴール地点でツアーメンバー全員、ガイドも含めてビールで祝杯をあげた。今回のツアーを楽しめたのはメンバーに恵まれたせいもある。今回のメンバーは全員、他者を思いやる心があった。それぞれがそれぞれ、自分のペースで楽しんで走れたと思う。

マウンテン・バイキングなんて日本じゃあまり聞かないけど、欧米では結構ポピュラーなスポーツらしい。こういうツアーがあることを教えてくれたキヨシ氏に感謝するとともに、やはり体を動かすのは楽しい、ラフティングやカヌー、キャニオニング等のアウトドアにももっと手を出してみようかなと思う今日この頃。

paved road, Bolivia
gravel road, Bolivia
death road, Bolivia
buses going death road, Bolivia
tour member, Bolivia