コロンビア在住フランス人の料理

コロニアル調の街並みが美しい街ポパヤン(Popayan)、コロニアル調っていっても、スペインをはじめとするヨーロッパ人のコンキスタドーレスが、先住民と土地を征服して建てた街で、建物はイギリスの古典主義様式を簡略化した様式で、要するにどこも一様にヨーロッパっぽくて、そろそろ飽きてきたんですが、それはひとまず置いといて、そのコロニアル調の街並みが美しい街ポパヤンでフランス人が経営する食堂でランチをいただきました。とり肉と野菜のスープに、にんじんとレタスとマンゴーのサラダ、豚ロースのソテー・トマトソースというセットメニュー。メニューはこれひとつだけ。おそらく日替わり。これがうまくて。コロンビアで食ったなかで一番うまかったかも。にんじんとレタスのサラダはシンプルにライムと軽い塩コショウがかかってるだけで、お、素材の味が活きてるねぇ、なんて思いながら傍らのマンゴーを一緒に口に含むとハーモニー。メインのトマトソースもスターフルーツで甘みが加えられており、豚肉と共に口に含むとこれまたハーモニー。この素材の組み合わせを思いつくセンスっていうのはちょっと南米人にはないな、と思うとともに、西ヨーロッパは金がかかるからスペインとイタリアだけダッシュで駆け抜ければいいかなぁ、と思っていたけど、やっぱフランスも行くべきかなっていう考えが浮かんできました。

とはいってもまだまだ南米始まったばかり。目下の問題はこの見所の多い南米をどう周ろうか。ブラジルの大西洋側のビーチ三昧とアマゾン、エンジェルフォールズ、ギアナ高地ガラパゴス諸島を外せば半年で周れそうだが、半年のつもりが1年、2年、3年という旅人がゴロゴロおり、自分はどうなるかさっぱりわからず。でも南米に1年費やしてもいいかなという気もしたりする。

というか、もっと近々の問題として、ナスカ、マチュピチュチチカカ湖、ウユニ塩湖と見所がてんこ盛りのペルー、ボリビアを抜けて、2月下旬のリオのカーニバルまでにブラジルに辿り着けるのだろうか?カリ(Cali)でゆっくりしすぎた感があーる。


soup Popayan, Colombia

salad Popayan, Colombia

main Popayan, Colombia